今まで夜中の2時に寝ていた人が、夜の10時に寝ようとしても、なかなか寝付けないことがあるように、いきなり大きく生活時間を変えるのは生体リズムが追いつかず、上手にシフトすることができません。

お昼の12時すぎに起きていた人が、朝6時に起床するというのも同じことで、それはまるで海外旅行で体験する時差ボケと同じ状態に。

睡眠・覚醒リズムをコントールしている生体リズムは1日24時間より少し長い周期で動いていて、朝の太陽の光で調整されます。

しかし、調整される時間にも限度があり、1日に調整されるのはわずか1時間程度だといわれています。
そのため、夜遅く寝ている人は、次の日もやはり遅くなる傾向があり、すぐには朝早く起きることができません。

夜中の2時に寝ていたけど、11時には寝るようにしたいという人は、30分〜1時間早く寝ることからスタートしてみましょう。
それを最低1〜2週間続け、うまく眠れるようになったら、また30分〜1時間就寝時間を早めて少しずつ11時を目指しましょう。

朝起きる時間も同様に30分ずつ早めることからスタート。

夜更かしの人や睡眠不足の人は、就寝時間より起床時間を早めるほうがつらく感じることが多いので、1時間ではなく、30分から始めましょう。

生体リズムを調整するため、必ず太陽の光を浴びて、日中は活動的に!