運動としてのウォーキングのコツは、大股でさっさと歩くことです。
だからといって、早く歩くことを意識しすぎて、息切れしてしまう…なんていうのは運動としてはカラダに良くないことです。

有酸素運動とは、酸素をたっぷり取り込んで体脂肪を燃やす運動のことなので、酸素不足になってしまっては、本来の効果を期待できません。

軽く汗ばむ程度、息は多少は苦しいが、会話をしようと思えばできる程度のスピードが、一番適しています。

ウォーキングをするタイミングとしては、肥満解消や、ダイエットが目的なのであれば、寝る前が効果的です。
夕食で摂りすぎたエネルギーは、睡眠中に体の中に蓄積されてしまうので、寝る前にエネルギーを消費しておいたほうがいいのです。

ただし、食後すぐに運動すると胃に負担がかかるので、できるだけ、食後1時間以上あけてから運動を始めましょう。

始める前のストレッチは、するのとしないのとでは、身体への負担が大きく変わるので、手をぬかずしっかりするように心がけて下さい。

時間は、20分以上継続してやると、より効果があると言われています。

理想としては40分くらい継続できるとベストですが、短時間であっても、ダラダラ歩くのではなく正しい歩き方を意識しましょう。

時間がある人は、朝の朝食前などにするとより良いです。

さらに忘れられがちですが、ウォーキング中でも水分をきちんと補給するようにしましょう。
ウォーキングはお手軽ですが、無意識に歩くよりずっとスポーツに近いため、普通に歩くよりも汗をかきやすくなっています。

水分補給をせずに運動を続けると、汗がうまく出ず体温が上がって体力をより消耗してしまいます。

ひどいときには、脱水症状を起こしてしまう危険もあるため、少量ずつ何回かに分けて、しっかり水分を補給し、出てきた汗はしっかり拭き取るようにしましょう。