【１：手皿】

左手の手のひらを上に向け、汁などが垂れないように、口元の下にスタンバイして食べる事ってありますよね。
一見上品なようにも見えますが、実は「手皿」と言ってNGマナーなんです。

和食は基本的に、器を手に持っていただくのがマナー。
汁が垂れそうになったら、手ではなく小皿で受けるようにしましょう。

【２：お椀のフタ】

お椀に入った汁物を飲み終わったとき、はてさて、フタはどうしたらいいでしょうか？
裏返しにして置き、「これが食べ終わった印」なんていう人もいるかもしれませんが、実はフタを傷つける可能性があるのでNGです。

元通りに、普通にフタを閉じるのが、正しいマナーです。

【３：貝のお味噌汁】

しじみやあさりなどのお味噌汁が出たときに、貝殻はどうしていますか？
ひっくり返したお椀のフタの上に乗せる人もいると思いますが、実はこれもNGです。

正解は、「お椀の中に入れたままにする」です。
ちなみに、貝の身が取りだしにくいときは、殻を左手で押さえてもOKです。

【４：取り箸】

ちょっとカジュアルな場で、みんなでホッケなんかをつつくケースがありますよね。
取り箸がないときに、自分のお箸を逆さにして取ろうとする人がいますが、これも実はNG。

なぜなら、お箸の上の方は手で持っていた場所なので、きれいではないとされているからです。
お店の人に取り箸をお願いするか、「じか箸で失礼します」と言って、そのまま自分のお箸を使うのが、正しいマナーです。

【５：懐石料理】

懐石料理などで出されるお箸は、料理を出す前に、水にさっと通すのが正式です。

料理がお箸につかないために工夫されているためなので、「お箸が濡れているんですけど」なんてお店の人にクレームをつけて、赤っ恥をかかないように気をつけましょう。


などなど、慣れ親しんだ和食マナーでも勘違いマナーが沢山まぎれこんでています。
赤っ恥をかかないように、前もって知識をつけておくことをオススメします。