【知らせを受けたとき】


訃報は突然やって来るもので、それが遺族からの連絡であるか、遺族以外からなのかによって、対応の仕方が異なってきます。

遺族から直接連絡を受けた場合は、あなたが故人や遺族と近い関係にあるということなので、「すぐ行きます」と駆けつけ、故人と対面したり、遺族を力づけ、何かできることはないかと申し出ましょう。

一方、遺族以外から知らせを受けたときは、まず亡くなられた方の名前、通夜・葬式の日時と場所、宗教を確認しましょう。
そして「ご連絡恐れ入ります」と答え、他の人に連絡したほうがいいかを聞いておきましょう。

現代では、一度しか会ったことのないような人でも、訃報が届く場合が多いものです。

その際は、自分と故人との距離感を考えながら、式に参列するかを決めましょう。


【通夜と葬式】


通夜は本来、遺族や親しい人たちが死者と過ごす最後の夜であり、葬式や告別式は死者と生きている人のお別れの儀式にあたります。

最近では、通夜にのみ参列する人も少なくないですが、基本的には親しい人でない限り、葬式・告別式に参列したほうがいいかもしれません。

また、通夜に参列することは親しい間柄を意味するため、その後の式にも参列するのが本来のマナーです。