また、前略を使う場合は、頭語・前文を省略すると言う意味なので主文から始めても大丈夫です。
【前文】
(手紙の書き始めの部分)
・頭語
拝啓、謹啓、前略、拝復など
・時候の挨拶
「ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」など
・安否
「お元気でいらっしゃいますか」
「私も元気に過ごしております」など
・お礼・お詫び
「ご無沙汰ばかりで申し訳ございません」など
【主文】
(本題の部分)
・起語
さて、このたびは、実は
・本文
用件、用事
【末文】
(主文を締めくくり、内容の要点をまとめ、結びの挨拶をする部分)
・結びの言葉
「とりあえずご報告まで」 「お返事をお待ちしております」
・結語
敬具、謹言、早々、不一など
【後付】
(いつ、誰が、誰に書いたのかを示す部分)
・日付
平成○○年○月○日
・署名
差出人氏名
・宛名
個人:○○様
教師・芸術家・医師:○○先生
会社・団体:○○御中
不特定多数:○○各位
メールの普及に伴い、手紙を書く機会が少なくなっていますが、何か重要なことを知らせる際やお礼やお詫びをする際など、手紙は相手に真心を伝えるための大事な手段となります。
目上の方への手紙はもちろん、一般にも手紙の構成を知っていれば手紙を書くのが楽になります。
今のうちに知識をつけておきましょう。