【効果】
食物繊維は、芳香族炭化水素重合体や、動物由来なものまで様々なものがありますが、大多数は難消化性の植物由来の多糖であり、ヒトの小腸内で消化、吸収されにくく、消化管を介して健康維持に役立つ生理作用を発現する食物成分であると、日本では言われています。
・コレステロールが高めの方に
食物繊維は、腸内でコレステロールの吸収を抑制すると言われています。
さらに、水溶性食物繊維は血清コレステロールを低下させたという実験データもある上、腸内から吸収する有用な栄養素の吸収も緩慢にしてくれるため、摂取して損のない栄養素と言われています。
・便秘に
食物繊維は、腸内の有用菌群を増やす上、有害物質の排出も促してくれます。
人間は本来、朝、昼、晩と食事を食べた後に、排便があるのが正常ですので、それ以下の場合は食物繊維が不足している可能性がありますので、心当たりがある方は摂取したほうが良いでしょう。
・肌荒れに
食物繊維は、腸内環境を整え、排便を促してくれます。
ニキビの出来る原因の一つに、腸内環境の乱れもあると言われているため、食物繊維を摂取し、腸内環境を整えることは、ニキビを予防してくれることが期待されています。
・ダイエットに
食物繊維は、食品として摂取した場合、咀嚼の回数が増し、唾液が良く出るため、通常よりも満腹感が得られ、食事の摂取量を減らすと言われています。
さらに、腸内でのコレステロールも吸収しにくくするため、ダイエットには最適であると言われています。
【注意点】
食物繊維は過剰摂取してしまうと、下痢となり、人体に重要な水分やミネラルも体外に排出してしまいます。
下痢が続いたときはいったん摂取をやめるか、摂取を減らすかしましょう。
【主な食材】
キウイ、ごぼう、セロリ、さやいんげん、れんこん、山芋、バナナ、枝豆、ヨーグルトなど