近年の生活習慣病の発症増加は、主食であるお米の摂取量が減ったことと無関係ではないことを知っていましたか?
今では当たり前になりつつある欧米風の食生活が、生活習慣病の原因の1つとされる動物性脂肪の摂りすぎを招いているのです。
健康で長寿を誇っていらっしゃる方は、和食中心の食生活を送っているといわれています。
米飯を主食として献立の中心にすえ、良質のたんぱく質である水産魚介類や畜産食品、 大豆加工品、野菜、海草などを豊富にとり合わせていることが、 健康維持に大きな効果を発揮しているのです。
体脂肪の増加は生活習慣病の発症の大きな要因となるため、早期の食生活改善が必要です。
家族に食べさせてあげたい料理に、料理の頭文字を表わした「オカアサンダイスキ」という言葉があります。
それぞれ、おからの炒り煮、かば焼き(いわし)、小豆ご飯、さんまの塩焼き、だし巻き卵、芋の煮付け、すき焼き、切干大根の炒り煮のことを指しています。
これらの料理は、ご飯と相性がよいばかりでなく、日ごろ摂ることの少ない野菜や魚を多く含み、食物繊維もしっかりと摂ることができるのです。
ご飯中心の献立をとりいれることは、動物性脂肪の摂りすぎを防ぐことにもつながるのです。
そして問題なのは最近よく聞く、「ご飯は太る。」ということ。これは大きな間違いです!
ご飯は、低脂肪・低カロリーであり身体に必要な栄養素も含んでいる理想的な健康ダイエット食なのです。
食事量だけを気をつけて、日頃から和食を食べる習慣をみにつけましょう。