夏の終わりと秋の初めのくだもの「梨」。
梨は漢方で薬効のある果物とされるほど健康に良いということを知っていますか?
梨特有のシャリっとした食感は、果肉中の石細胞と呼ばれる食物繊維(ペントース、リグニン)。
これが腸壁を刺激し、甘み成分のソルビトールは便を柔らかくし、便秘解消に効果があります。
さらに気になるカロリーも100gで43kcal、1個100kcalくらいですから、ダイエットにも適しています。
また、カリウムが含まれ高血圧予防にも効果的。
幸水・豊水という種類の梨は冷蔵庫の野菜室(約5度)に冷やして、なるべく早く新鮮なうちに食べた方がよいでしょう。
冷やしすぎると甘味を感じなくなってしまうので注意が必要です。
新高・新興という種類の梨は冷やさなくても美味しく、わりあい日持ちします。
青梨は果皮に透明感が出てクリーム色になってきたころ、赤梨は色が濃く、斑点がはっきりしてザラついたころが食べごろです。
皮をむくと色が変わるのはポリフェノールが含まれている証拠。むいたらすぐに食べましょう。
果物を食べるなら朝の目覚めの水分補給としてか、食後前・空腹時に食べるようにしましょう。