睡眠は脳と体の疲れを癒し、細胞の生まれ変わりを促して機能を回復する大切な時間。
そのため、睡眠中にも多くのエネルギーが使われ、脳のエネルギーは不足状態にあります。
朝食は、その不足分を補って脳を目覚めさせ、朝からお昼までの間、活動的に過ごすためのエネルギーを得るために必要不可欠です。
最近の調査では、朝食を食べた子どもと食べない子どもでは、前者のほうが成績が良いという結果がでています。
それは大人だって同じ。朝起きられない人は夜更かしを止め、食欲がない人は寝る直前に食事をしないように改め、朝食を食べられる体を作りましょう。
さらに、朝食の刺激は排泄を促すため、便秘解消にも効果的です。
通常、便は眠っている間に作られ、朝食を食べた刺激によって起こる胃・結腸反射によって排泄されます。
胃・結腸反射は、朝食のときにしか起こりにくいので、朝食を抜いたり、ゆっくりトイレに行かなかったりすると、便秘になりやすいのです。
朝食には、ご飯やパン(炭水化物やでんぷん)、バナナなどのフルーツ(果糖)、砂糖・ハチミツなど、脳のエネルギー源となるブドウ糖をしっかりと摂りましょう。
また、それをエネルギーとして利用しやすくするビタミン、ミネラルも忘れずに。